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遠くで暮らす親の様子を映像で確認したいとき、見守りカメラは候補になります。しかし「カメラがあれば安心」と決めつけることはできません。まず本人の同意を得て、必要なときだけ確認できること、通信が途切れても別の連絡手段があることを大切にしましょう。
※掲載画像は説明用のイメージ写真です。写真:Yosuke Ota(Unsplash)
見守りカメラを選ぶ前に決めること
- 親本人がカメラ設置を望んでいるか、撮影してよい場所はどこか
- 離れた家族がリアルタイム映像を確認したいのか、動作通知だけでよいのか
- 実家のWi-Fi・固定インターネット・携帯電波の状況
- コンセントが近くにあるか、停電時はどうするか
- 同居人・来訪者のプライバシーを守れるか
カメラを使わない方法を探している方は、Wi-Fiなしでも使える高齢者の見守りセンサー・電球・訪問型の比較もご覧ください。
Wi-Fiなし・ネット環境なしの違い
「Wi-Fi不要」と表示された商品にも複数の方式があります。離れた場所から見る場合は通信手段を確認してください。
Wi-Fi接続型
実家のルーター等に接続し、対応アプリで映像を確認する方式。外出先から使える機能やクラウド保存は機種によって異なります。通信が不安定なら設置場所や回線を点検します。
SIM・携帯回線型
携帯電話の通信網を使う方式。固定Wi-Fiがなくても遠隔確認できる製品がありますが、通信エリア・SIM・データ容量・料金・月間通信量を確認しましょう。
ローカル接続型
同じ建物内のモニター等に映す方式。インターネット回線が不要でも、離れた家族がリアルタイム映像を見られるとは限りません。
カメラを使わない方法
映像への抵抗があるなら電話・生活センサー・定期訪問という選択肢もあります。本人の生活の尊重を優先します。
購入時に確認する機能
夜間撮影・画角
暗い部屋で見えるか、確認したい場所が画角に入るかを仕様と設置場所の両方から確認します。機器によって赤外線などの方式が異なります。
通知と双方向通話
動きを検知して通知するタイプや、カメラ越しに会話できるタイプがあります。ただし通知は電波状況やスマートフォン側の設定によって届かない場合もあります。声かけの頻度とタイミングは本人と相談しましょう。
録画データの保存と共有
microSDカード、クラウドなど保存方法で費用や取り扱いが変わります。自動録画の初期設定、映像を確認できる家族、保存期間を確認してください。
アプリとセキュリティ
初期パスワードの変更、アップデートの提供、ログイン保護、サポート期間を確認します。インターネット接続機器の安全な利用についてIPAも注意喚起しています。
設置場所で気をつけること
- 浴室、トイレ、寝室などのプライベートな空間を無断撮影しない
- 同居人や訪問する介護スタッフ等への説明・配慮をする
- 電源コードで転倒しないように配線する
- 本人が必要なとき映像・電源を止める方法を伝える
- カメラ映像が見られないときの代替連絡手段を決める
こんな方には別の見守り方法も
「本人が映像を嫌がる」「緊急時の駆けつけが必要」「通信回線の管理が難しい」場合、カメラだけで目的を満たそうとせず、見守りサービスの種類と選び方を確認しましょう。
よくある質問
Q. ネット環境がない実家に、普通のWi-Fiカメラを置くだけで遠隔確認できますか?
通常はできません。遠隔確認には製品に合った通信手段が必要です。回線不要のモニター型と、携帯回線型を混同しないようにしてください。
Q. 安いカメラなら何でも見守りに使えますか?
価格だけで判断しないでください。アプリ更新、サポート、プライバシーの設定、通知の信頼性などを確認しましょう。
Q. カメラがあれば緊急時も安心ですか?
画面を見ていない時間に異変が起こる可能性があります。異変に気づいたときの連絡先や、必要に応じた通報先を家族で決めることが大切です。